
江戸川コナンと灰原哀が元の姿に戻ってから一ヵ月。
彼は幼馴染みの蘭さんと一緒に学校へ登校する。
私は博士の家で前と変わらない生活を送っていた。
ある休日の昼…
新一は博士の家のソファーに座る。
「なぁ。灰原…じゃなくて宮野!お前18だろ学校とか行かなぇ〜の?」
「何で私が…」
「だってコナンの時と違って今度は一緒に居ることできないだろ」
「私はあなたが一緒に居なくて清々するけど…。」
「でもさ、博士の奴、転校届けだしちゃったみてぇ〜だし」
「博士がだしちゃったならしょうがないわね。学校行くわ」
志保のその一言で明日から学校に行くことになった。
「ここが帝丹高等学校!一応2年ってことで出してあるらしいから…」
新一は志保に職員室の場所を教え自分の教室に行った。
"ザワザワザワ…"
「静かに。今日は転校生の紹介がある。」
ドアが開き志保が教室に入ってくる。
「宮野志保さんだ!みんな仲良くするんだぞ」
「初めまして!宮野志保よ!よろしく…」
「じゃあ、宮野の席は…」
志保は担任に席を教えられる前に自分から席に行った。
「私、ここでいいわ…」
そこは新一の隣の席だった。
え?
何で宮野の奴、俺の隣なんかに…。
しかもこのパターンってコナンの時と一緒じゃ…。
「どうしたの?工藤君。私がこの席で何か不満でもあるの?」
そして休み時間。
「宮野さんってどこから来たの?」
「アメリカ…とでも言っておこうかしら…」
「宮野さんってどこに住んでるの?」
「米花町2丁目22番地…そこが今私が住んでいるところよ…」
次々と志保に質問してくる。
そこへ蘭もやってきた。
「宮野さんってどこかで会ったことない?」
「最近ここに越してきたばかりなんだから会ったことあるわけないでしょ…」
「そ、それもそうだね…」
「おぃ。宮野ちょっと…」
新一に呼ばれ廊下にでる。
「あいつああみえて結構鋭いから気をつけろよ。」
「灰原哀だったことがばれないようにしろって言うんでしょ」
「あ、あぁ」
「大丈夫!私あなたと違って表にだすタイプじゃないから…」
そして志保が来てから一ヵ月がたとうとしていたある日のこと。
新一は蘭、志保と一緒に登校している。
「ところで前から気になってたんだけど、宮野さんと新一って知り合いなの?」
突然の蘭の発言。
「えっと、それは…」
おぃおぃ。何だよ。
蘭の奴きついとこつきやがって…
そこへ園子がやってきた。
ラッキ〜♪
園子もたまにはいいことやるじゃん。
「蘭〜。今度デパートでバーゲンセールやるらしいよ」
「え!いついつ?」
蘭達が話しているそのすきに新一、志保は教室へ向かう。
今日の1時間目は志保の得意分野とする科学だ。
教科の先生が入ってくると生徒達は自分の席に着いていく。
「では今日は昨日の授業の説明をしたいと思います。」
先生が授業の説明をしていく。
「だから…。こんな風に…」
チョークを使い図形も描いている。
「先生…」
突然志保が手をあげた。
「何だ?宮野」
「これは、こんな風にしてもできるんじゃないかしら…」
チョークでさっきとは違う説明をする。
「凄いな!宮野。これは大学なみの説明だぞ」
別に…、そんな顔をして席に戻る。
「おぃ。宮野。お前本当はいくつなんだよ」
「18よ!前にも言ったでしょ…」
「そういう意味じゃなくて…」
「まぁ、アメリカにいた頃は16で大学を卒業してたけどね…」
じゅ、16で大学卒業!
じゃあ、あんな問題スラスラ解けてもおかしくないよな。
下校時刻になった。
新一が志保と帰ろうと思っていたがそこには志保の姿はなかった。
何だ?宮野、もう帰ったのか?
そこに志保の机の中から1枚の紙切れが落ちてきた。
何だこれ?
新一はその紙切れをひろげてみる。
【宮野さんへ
放課後、体育館に来てください】
ま、まさか?!
新一は体育館に向かう。
体育館の扉を少し開けのぞく。
そこには志保と1人の男子がいた。
「僕、宮野さんのことが好きです」
「好きになろうと嫌いだろうと勝手にすればいいわ。」
「ほんと!」
「でも私はあなたのこと好きじゃないわ」
その瞬間新一は安心したかのように息を吐く。
「ちょっと、だけでいいからさ付き合ってよ」
「嫌いって今言ったでしょ」
「ちょっとだけでいいからさ」
その男子は無理遣り志保のコートを脱がす。
そして志保にキスを迫った。
「ねぇ。ちょっとでいいからさ」
志保は首を横にする。
男子生徒がキスをしようとしたその時!
「おぃ!何やってんだよ」
「く、工藤君!」
「何だよ。せっかく良いときだったのに…」
新一の頭の中のあるものがきれた。
「次にこんなことしたらただじゃすまねぇからな」
その言葉に驚き男子生徒は逃げていった。
「大丈夫か?」
「えぇ。なんとかね」
「よかった…」
「あ、ところで毛利さんは?」
「いけねぇ〜。そこで待たせてるんだった」
新一は手をだし志保を起こす。
そして志保が来てから半年が経過した。
時はすでに12月。
木は枯れ雪の降る季節だ。
志保はクリスマスプレゼントを考えていた。
もちろん新一も。
ある夜、新一は蘭に米花公園に呼ばれた。
「どうしたんだよ。蘭」
「新一、大事な話なの。ちゃんと聞いてね」
いつもの蘭とは違う真剣な表情をする。
その表情に新一は唾を飲み込むばかりだ。
「私、新一のことが好き!それは推理オタクで音痴だけどそんな新一が大好き」
だが、そこには志保も来ていた。
もちろんその会話はしっかり聞いていた。
もう聞きたくない。そう思った志保は走って涙を流しながら家へと帰る。
何で、涙がでるの?
それになんなのこの苦しみは。
毛利さんが工藤君に告白しただけじゃない。
それなのにどうして。
私が工藤君のことが好きだから?
"ピンポーン"
博士の家に誰か来た。
誰かしら?こんな夜に?
恐る恐るドアを開ける。
そこには新一の姿があった。
彼は凄く喜んでいる。
おそらく告白にOKしたのだろう。
「なんでここに来たのよ」
志保が突然怒りだす。
「どうしたんだよ急に」
「あなたには毛利さんがいるのにどうして…」
ソファーに座らせ志保を落ち着かせる。
「何があったか知らないけどこれ飲んで落ち着けよ」
手渡されたものはホットココアだった。
志保は一口飲む。
「おいしい…」
「だろ。これ新発売のココアなんだぜ。それより何があったんだ?」
「あなたには毛利さんが居るのにどうして私の所なんかに来たのよ」
「何だ。そんなことか。」
「……」
志保は黙り込んだまま喋らない。
「今日、蘭に告白されたんだ。」
やはりそうだった。
「でも、断った」
え?
「俺には他に好きな奴がいるってな」
そして新一から志保へプレゼントが渡された。
「開けていいの?」
包装紙を開けるとなかから小さな箱がでてきた。
その中にはなんと指輪が入っていた。
「これ…私に…。でもなんで…」
「一緒にいるうちに好きってわかったんだ。この俺じゃだめですか?」
志保の瞳からは大粒の涙が溢れた。
「ありがとう!工藤君…」
新一から志保の指に指輪を付ける。
「高校卒業したら結婚しような」
志保は"うん"と首でうなづく。
作者より
志保が帝丹高に転校生としてやってくるお話です。
最後の新一君の告白が私的には気に入っています。
と、言うことは志保と新一は婚約者同士と言うことになりますね。
管理者より
新一「告白編って事は、続きがあるんだよな?」
caviar「そのようですね」
博士「でも、新一君が、哀君と・・・?」
志保「あら、別に問題ないじゃない」
蘭「問題あるわよ!!私の初恋がぁー。今まで、私は何でこんな推理オタクを待ってたのよ」
志保「いいじゃない」
蘭「『いいじゃない』ですって?!」
志保「これは、ミルさんが作った創造よ。本編には影響しないわ」
新一「まっ、それもそうだな」
caviar「ということで、私のクビがつながる話を書いてくれてありがとうございます。」
志保「クビがつながるとは酷い言い方ね。」
caviar「(げっ、何か機嫌損ねちゃったみたい)それではこれにて!!!」
管理人逃亡により、終わり
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